【なぜ演劇公演を温泉津でやるのか】
歴史ある世界遺産の街で総合芸術祭を開催する。
様々な芸術家を連れてきて、地域の特性を生かした形で芸術作品を創る。
面白そうだけどとても難しい企画です。
そもそも、島根県は映画館ですら日本で一番少ない県であり、石見地方では温泉津町が含まれる大田市、隣の江津市、その隣の浜田市にも映画館は一つもありません。
さらに、美術館や劇場も全国的に少ない地域であり、それによって、ある場所に足を運んで芸術作品を観ると言う文化が、石見神楽以外は無くなっていると言っても過言ではありません。
それは、インターネットや科学の発達により、そこに足を運ばなくとも自宅のテレビやタブレット、スマートフォンで、手軽に映画や美術などの芸術作品を観れるようになったこと、インターネットで評価やレビュー記事などを観ることによって、その作品を観ずとも、観たり体験した気になってしまうことも挙げられます。
そういった中で、このプロジェクトがどこまで、この町の人に対して関わっていけるのか、普段、芸術にあまり親しみのない人たちに、このプロジェクトで出会うためにはどんな作戦が必要か、そもそもなぜ直に芸術作品を見せる必要があるのか。
廃校で行うデジタルアート展、石見の町を題材にした映画製作と上演、里山や空き家の中に製作した作品を展示する現代美術展、福光石切場での音楽ライブなど、様々な案が出る中、芸術の持つ可能性と地域が持つ可能性を信じた同志数名と、島根への視察や会議に会議を重ね、様々な問題を地元協力者の方々と悩み、思案を重ねました。その結果❗️❗️
これはもう
兎に角、一度やってみるしかない!
と言う結論に至り
今回は当初予定していた総合芸術際ではなく、演劇公演1つをイワミアーツプロジェクトの、プレビュー公演(試験的な公演)として、持っていくことにしました。
この公演は、イワミアーツプロジェクトを大きく開催するにあたっての集客、宣伝方法の調査、イベント当日の運営方法をより明確にすることや、地元協力者への理解を深めることも目的としています。
チケットは下記より、ご予約を受け付けております。
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