【活動報告】舞台美術家・鈴木健介さんによる「舞台美術ワークショップ」を開催しました!
6月27日・28日の2日間、湯里まちづくりセンターにて、舞台美術家・鈴木健介さんを講師に迎え、「舞台美術ワークショップ」を開催し、2日日間で13名が参加しました。
今回のワークショップでは、「街も、日常も舞台になる。」をテーマに、舞台美術とは何かという基礎から学び、参加者それぞれが空間を読み解き、表現することに挑戦しました。
前半では、舞台美術と映画美術の違いや、「見立て」の考え方、劇場とは「客席」であるという演劇の本質について、実際の作品や経験を交えながらご講義いただきました。
その後、サミュエル・ベケット作『ゴドーを待ちながら』や谷川俊太郎さんの詩を題材に、「ここはどこなのか」「登場人物はどんな関係なのか」といった問いを通して戯曲を読み解き、参加者一人ひとりが舞台空間をデザイン。センター館内や屋外を実際に歩きながら、「どこを舞台にし、どこを客席にするのか」を考え、それぞれ異なるアイデアを形にしていきました。
同じ台本を題材にしても、完成した舞台プランは一つとして同じものはなく、舞台美術には「正解」がないこと、そして空間づくりが作品の世界観や観客の想像力を大きく左右することを、参加者全員が体感する2日間となりました。
(若草物語のキャストも、ワークショップで作った空間発表に協力しました!)
さらに、拡張プログラムでは、8月に上演するミュージカル『若草物語』の舞台セット制作を実施しました。鈴木健介さんの指導のもと、参加者の皆さんとともに実際の舞台美術を製作し、本番で使用される舞台づくりに携わっていただきました。
プロの舞台美術家から技術や考え方を学ぶだけでなく、自分たちが制作した舞台セットが実際の公演で使われるという、地域ではなかなか体験できない実践的なプログラムとなりました。参加者からは「舞台が完成していく過程を知ることができた」「普段は見ることのできない裏側を体験できた」といった声も寄せられ、大変充実した2日間となりました。
IWAMI ARTS PROJECTでは、俳優だけでなく、舞台を支えるスタッフワークや舞台芸術全体を学べる機会も積極的に創出しています。地方にいながら第一線で活躍するプロフェッショナルから直接学び、地域の皆さんとともに作品を創り上げることで、新たな舞台芸術文化を育んでいきたいと考えています。
ご参加いただいた皆さま、そして貴重な学びの機会をご提供くださった鈴木健介さんに、心より感謝申し上げます。
今後もIWAMI ARTS PROJECTの活動にぜひご期待ください。
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